解 説
ネット上に溢れる情報からユーザーに合わせた情報を取捨選択できるキュレーションメディアについて、主にニュース配信を扱う大手各社の特徴をまとめました。よろしければご覧ください(2017年10月時点の情報となります)。
1Gunosy (グノシー)
2SmartNews(スマートニュース)
<概要>
■ 運営会社 :スマートニュース(東京都渋谷区)
■ サービス開始 :2012年12月
■ ユーザー数 :1300万ダウンロード以上
オピニオンチャンネルの開設、はてな独自のドメイン対応、ライブドアブログチャンネル開設などブロガー記事が充実している。読書チャンネル(朝日新聞書評など)、地方情報チャンネルも拡大中。広告では2015年7月よりブランディングを目的としてスポンサードチャンネルや同年9月からはB2Bクライアントを対象にした記事ダーゲティング機能、Look alive機能を開始。
3antenna(アンテナ)
<概要>
■ 運営会社 :グライダーアソシエイツ(東京都港区)
■ サービス開始 :2012年5月
■ ユーザー数 :500万ユーザー以上
キュレーションマガジンとして、常にメニューバーを表示し、キーワード・ジャンルからすぐにコンテンツを呼び出せるユーザビリティの高い情報サービス。マイリスト機能やプッシュ通知機能もあり、エリアを追加すれば現在地近くのお店やイベント情報などが自動的に表示される機能もあるロケーション特化のサービスがある。
4NewsPicks(ニュースピックス)
<概要>
■ 運営会社 :ニュースピックス(東京都港区)
■ サービス開始 :2015年4月(データベースから分割新設)
■ ユーザー数 :80万ダウンロード以上
もっと自由な経済紙を!のキャッチフレーズで業界の専門家や友人をフォローすると、彼らのお薦め(Pics)記事で構成された自分自信のオリジナル紙面が作成できる。プロピッカーは110人を超えて拡充中であり、60以上の経済各紙をワンストップで閲覧できる。コメント投稿も活発で、記事以上に参考になる意見も多い上に編集部による独自コンテンツも多数掲載されている。2015年9月よりリクルートキャリアとキャリアストーリーという求人特集を掲載し、求職者と企業をマッチングさせるサービスも開始している。
5LINE NEWS
<概要>
■ 運営会社 :LINE(東京都渋谷区)
■ サービス開始 :2013年7月
■ ユーザー数 :月間アクティブユーザー1200万以上
LINEの編集部がニュースの概要をコンパクトに要約。LINE公式アカウントを通じて、話題のニュースや情報をダイレクトに端末に配信する「LINE NEWS DIGEST」や、ユーザーが自信の好みに合わせて選んだマガジンを、週1〜2回程度「LINE NEWS」公式アカウントよりプッシュ通知を行える「LINE NEWS マガジン」を開始している。
6Spotlight(スポットライト)
<概要>
■ 運営会社 :サイバーエージェント
■ サービス開始 :2014年4月
■ ユーザー数 :月間利用者2100万人以上(GoogleAnalyticsの集計※デバイス横断によるアクセス重複を含む)
「心を動かす、新発見を」をコンセプトに掲げた情報発信メディア。最新トレンドからエンタメ情報、お役立ち情報、オリジナルコラムまで幅広いジャンルの話題を提供している。
7by.S(バイエス)
<概要>
■ 運営会社 :サイバーエージェント
■ サービス開始 :2014年4月
■ ユーザー数 :月間利用者1100万人以上(GoogleAnalyticsの集計※デバイス横断によるアクセス重複を含む)
忙しい現代女性のために、「大人の女性」を切り口にして、毎日をアップデートするための厳選ニュース・トレンド・美容・ファッション・恋愛情報などを提供している。
8NAVER まとめ
<概要>
■ 運営会社 :LINE
■ サービス開始 :2009年7月
■ ユーザー数 :2400万人以上
言わずと知られた「まとめニュース・情報サイト」である。「まとめサイト」のユーザー数ランキングトップ3は、「NAVERまとめ」「nanapi」「MERY」の3サイトであり、NAVER 自体は韓国の検索エンジンの約70%を占めるなど検索アルゴリズムに強く、アプリだけではなく、検索エンジンからの流入動線が強いことが他のキュレーションメディアとは大きく違う点である。アクセス数に応じてユーザーが広告収入を得られる独自のシステムを展開している。
<概要>
■ 運営会社 :Gunosy(東京都港区)
■ サービス開始 :2011年10月
■ ユーザー数 :1100万ダウンロード以上
ネット上の様々な情報を独自のアルゴリズムで収集し、評価付けまで行っている。キャッチフレーズは「今日のニュースを3分でまとめ読み」。ニュースや生活密着型プラットフォームとして「グノシーマンガ」「グノシーおトク」「グノシー占い」などスマートフォンシーンでのユーザーと情報の出会いの場としてサービスを拡大中。2015年4月に東証マザーズ上場を果たす。