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Marketingに関するTips

2018.5.1更新

インターネット広告(PPC広告)の予算を売上目標から決めていく方法

Attention!

インターネット広告を始める際、どのくらいの予算を設定すれば良いの?と迷う事もあるでしょう。最初はとりあえず10万から・・・とざっくり設定して始める方もいると思いますが、インターネット広告は数値で結果が見えますので、きちんと費用対効果を測定しながら、無駄・無理のない投下予算を組んで運用することをお勧めします。今回は、特にPPC広告の予算決定をどう考えていくか?という手順をご紹介します。

1まずはPPC広告について説明しますね

							
							

 

PPC(Pay Per Click )広告は、その名の通り、1クリックあたりの入札単価を設定して運用する広告の事です。

PPC広告にはいくつかの種類があります。

 

 

 

検索キーワードにたいしてテキスト表示されるのが、

【リスティング広告】です。

Google AdWords

Yahoo! JAPAN プロモーション広告

が有名です。

 

 

 

サイトカテゴリーやユーザー属性にたいしてバナー表示される

【ディスプレイ広告】です。

GDN:Googleディスプレイネットワーク

YDN:Yahooディスプレイアドネットワーク

が有名です。

 

 

 

さらに、一度サイトを訪問した方にのみ表示させる

【リマーケティング(リターゲティング)広告】

があります。

 

この他にアフィリエイト広告などもありますが、主に上記3つの組み合わせで運用するケースが多いので

ここでは割愛します。

 

 

PPC広告は入札単価と広告の品質評価によって表示順位が決まります。

特徴は、その広告がクリックされてはじめて課金されるという事です。

例えば【5万円のPPC広告予算】で、【1クリック100円の入札単価】を設定した場合、500回クリックされるまで広告が表示され続けるので、

費用の無駄使いがありません。ただし、入札単価が安すぎたり、キーワード・ターゲット設定が悪かったりすると、

いつまでも広告がクリックされず、そもそもの目的である「サイト誘引」が達成できないので、

PPC広告は、「設定した予算をなるべくスムーズに使い切る」 様に運用しましょう。

 

2PPC広告の予算決定方法:売上目標から逆算する

							
							

 

PPC広告で誘引させるホームページには、通販サイトであれば「購入(売上)」、サービスサイトであれば「申し込み」

とそれぞれに目的があるはずです。この目的のことを【CV】コンバージョン(Conversion)と言います。

サイトの訪問数に対して、何件のCVを獲得したか?という割合を

【CVR】コンバージョンレート(Conversion Rate)と言います。

 

例えば、有料の動画配信サイトを運用していて、動画1本を1,500円で販売していると仮定します。

サイト訪問数が1000にたいして、30件の動画購入が発生するサイトの場合、

【CVRは3%】となり、【売上は45,000円】となります。

 

このサイトで月の売上目標を90万円とした場合、それを達成するためには、

 

 

となります。そして【CVRは3%】ですから、

 

 

となるわけです。

 

 

ここまでで、月額90万円の売上を達成するには20,000回のサイト訪問が必要だと判明しました。

次は、90万円の売上の中から、広告費に使える金額はどのくらいか?を考えましょう。

当たり前な話ですが、会社の運営には色々な経費がかかりますし、動画1本を制作する費用(原価や仕入れ)も発生していると思いますので、

全体の損益分岐から、売上の何%を広告費に使えるかを考えていく必要があります。

一般的な話ですが、営業マンを雇わないネット専門の通販会社などでは、広告予算は売上の30%〜50%とも言われていますが、

ここでは判りやすく【売上の50%を広告予算】に投入できる、と仮定して話を進めます。

 

月の広告予算は売上目標の50%  =  45万円を使って、20,000回のアクセスを集めたい!

そうすると1クリックあたりの入札単価は、

 

 

となります。これで全ての情報が揃いましたので、まとめると以下の通りになります。

 

「月額90万の売上をPPC広告で達成するためには、45万の広告予算を使い、

1クリックの平均単価を22.5円で運用し、全て消化させることが必要」

 

 

 

そして次に考える事は、この結論が実現可能な設定なのか?を判断してみましょう。

すると「1クリックの平均単価が22.5円では集客しきれない」などと懸念が出てくる事も多く、

「これでは論理破綻している・・・」と思うかもしれませんが、そうではありません。

 

この結論は「PPC広告予算を決める1つの指標」であり、「PPC広告のみで採算が取れている状態」を示しています。

ホームページには、広告ではない自然検索で流入する訪問もありますし、他サイトから遷移してくる訪問もあります。

また最初はなかなか採算が取れなくても、だんだんとユーザーに認知されて、お気に入りに登録されたりしながら、

リピーターが増える事でCVRが向上していく事も考えられます。

繰り返しますが、あくまで上記の結論は、「PPC広告で採算が取れる理論上の計算結果」なのです。

 

 

 

実際にはこの結論をベースに、

現実に沿った形で各所を調整しながらPPC広告を運用するのが良いと思います。

例えば、

 

(例)【CVR】を高める対策を行い、【クリック単価】を上げて運用する。

(例)【仕入れ原価】を見直して【売上中の広告費の比率】をアップして【クリック単価】を上げる。

(例)【リスティング対象キーワード】をスモールワードを含めて見直してみる。

 

・・・というように仮説〜実施〜検証を繰り返し、少しずつでも、費用対効果の高いPPC運用となる様に、

常に改善していく心構えで取り組みましょう。

 

 

いかがでしょう、頭の整理ができましたか?

PPC広告予算を決める考え方には、クリック単価(CPC)をベースに考える方法や、

1件あたりのCVにかける費用(CPA)から予算立てする方法、

ライフタイムバリュー(LTV)というリピート購入までも見据えた試算方法など、他にもいくつかの考え方がありますが、

今回ご紹介した「売上目標からPPC広告予算を決めていく方法」が比較的、解り易いと思います。

あくまで考え方の1つとして、覚えておくと良いでしょう。

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